沖縄科学技術大学院大学(OIST)の核酸化学・工学ユニット(横林洋平教授)において博士研究員(ポスドク)を募集します。
当研究室はカリフォルニア大学デービス校から2015年にOISTに移り、現在は機能性核酸分子全般を研究対象としています。合成化学、化学生物学、分子・細胞生物学などのバックグランドを持つ学生や研究員から成るチームで、試験管および生きた細胞の中で機能する、核酸デバイスやシステムを創ります。
勤務地住所
沖縄県恩納村字谷茶1919-1
業務内容
博士研究員は、研究、研究成果の発表(論文、学会発表など)、研究室運営への寄与が求められます。対象となる研究内容は下記のとおりです。
[哺乳類細胞を対象としたRNA合成生物学] ヒト・哺乳類細胞内で機能する、アプタマー、アプタザイム、リボスイッチなどのRNAデバイスの開発と応用。文献などから新しい手法を取り入れたり、必要に応じて新しい手法を開発する能力が求められます。RNAデバイスの生物工学、遺伝子治療、細胞治療、再生医療などへの応用に関心があり、そのための計画を立案・実行するのに必要な知識および経験を持つ方。動物細胞培養、ウイルスベクター構築、ゲノム編集、動物実験など、関連手法の経験もしくは習得する能力があること。企業との共同研究に参加する可能性あり。
研究内容例(これらに限らない):代謝工学、遺伝子治療・細胞治療用のウイルスベクターの開発、幹細胞などの分化制御、noncoding RNA (ncRNA)の化学的制御など。
[その他の機能性核酸] (非哺乳類細胞を含む)細胞内もしくは無細胞系で働く、機能性核酸デバイスの開発と応用。上記リンクから現在および過去の研究トピックを参照のこと。文献などから新しい手法を取り入れたり、必要に応じて新しい手法を開発する能力が求められます。核酸デバイス・機能性核酸の基礎化学もしくは応用に関心があり、そのための計画を立案・実行するのに必要な知識および経験を持つ方。
研究内容例(これらに限らない):リボザイム・アプタマーなどの分子進化工学、機械学習の核酸デバイス設計への応用、人工細胞、マイクロ流体工学を応用したハイスループットスクリーニング、核酸を利用した自己組織化、バクテリアでのリボスイッチ・リボザイム応用など。
応募資格
生命科学、化学生物学など関連分野における博士号。上記の研究内容を実行するために必要な研究経験があること。実験ノートやデータの記録・整理ができること。十分な英語によるコミュニケーション能力を有すること。
待遇
本学園の規程に基づき経験・能力に応じて支給する。(本給、住居手当、通勤手当、赴任手当、引越し費用支給)
年次有給休暇、夏季休暇、私学共済
勤務時間: 9:00-17:30(裁量制)
応募書類
以下の書類(英文もしくは和文)をPDFファイルでrecruit.nace@oist.jpまで電子メールで提出。
1. カバーレター
2. 履歴書(CV)および参考意見を聴取可能な方2名以上の連絡先
3. 現在および過去の研究内容もしくは業務内容のサマリー
勤務形態
常勤、2年間の任期制雇用(更新可)
着任時期
応相談
募集期間
適任者がみつかり次第終了